【例文あり】融資面談を突破!事業計画書の「創業動機」と「経歴」の正しい書き方
「なぜ、この事業を始めるのですか?」
「あなたのこれまでの経験は、この事業にどう活きるのですか?」
事業計画書(創業計画書)の冒頭にある「創業の動機」と「代表者の経歴」の欄。ここは、融資の面談において銀行員が最も厳しくチェックし、同時に最も多くの経営者が書き方を間違えてしまう最重要項目です。
単なる「熱い想い」や「職歴の羅列」を書いても、銀行からお金を引き出すことはできません。
本記事では、金融機関の審査員が本当に知りたいことと、あなたの過去の経験を「確実な勝算」としてアピールする正しい書き方を図解で解説します。
1. 「創業の動機」に個人的な夢だけを書いてはいけない
「昔からの夢だったから」「今の業界の働き方を変えたいから」「儲かりそうだから」
これらはすべて、経営者の「内向きな理由(主観)」です。情熱は大切ですが、銀行はお金というリスクを背負う以上、主観的な熱意だけでは融資の決断を下せません。
審査員が創業動機から読み取りたいのは、「市場にどんなチャンス(課題)があり、なぜあなたがそれを解決できるのか」という客観的なビジネスの必然性です。
図解:審査に通る「創業動機」の黄金ルール
「長年飲食店で働き、いつか自分の店を持つのが夢でした。地元の人に愛されるお店を作りたいです。」
【OK例文】
「〇〇エリアには単身世帯が多いにも関わらず、健康的な惣菜を提供する店舗が不足しています(①課題)。私は10年間、無添加調理の責任者を務め、効率的な仕込みノウハウを構築してきました(②経験)。この強みを活かし、同エリアの潜在ニーズを獲得できると確信したため創業を決意しました(③勝算)。」
2. 「代表者の経歴」は履歴書ではなく「能力の証明書」
創業動機を裏付けるための最強の証拠となるのが「代表者の経歴」です。
ここでも多くの人が「〇年〇月 〇〇株式会社入社、〇年〇月 退社」といった、単なる履歴書を書いてしまいます。
事業計画書の経歴欄は、就職活動の履歴書ではありません。「私にはこの新しい事業を成功させるだけのスキルと実績がありますよ」と証明するためのプレゼン資料です。
図解:ただの履歴書を「勝算の証拠」に変える
まとめ:社長の「情熱」を客観的な「勝算」に翻訳しよう
創業動機も経歴も、本質は同じです。
あなたの頭の中にある「絶対にうまくいく!」という熱い情熱を、第三者(銀行員や審査員)が客観的に評価できる「論理と証拠(=確実な勝算)」に翻訳する作業こそが、事業計画書作成の第一歩となります。
「頭の中にある想いを、どうやって説得力のある言葉に翻訳すればいいかわからない…」
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